オリックス・バファローズという響きへの違和感と愛(はてなプロ野球’05)

スポーツニュース 2005年03月26日(土)

「ライオンズこのままで」 オリックスと寂しい開幕戦

 昨季日本一の西武と新生オリックス戦が行われた埼玉県所沢市インボイス西武。西武側スタンドは大勢のファンが詰め掛けたが、オリックス側外野席には空席が目立ち、内野席はガラガラ。例年より少ない約1万8000人の観客で寂しい開幕戦となった。

同県入間市の会社員山本静香さん(35)は「西武鉄道の事件や身売りの話が出てどうなるかと思ったけど、ファンにこれだけ愛されているのだから、ライオンズはこのままでいてほしい」。

神奈川県相模原市の自営業北村淳二さん(29)は「今年のパ・リーグは大きく変わった。新しいチームとの対戦が楽しみ」と目を輝かせていた。

一方、オリックスと統合した近鉄ファンだったという男性(23)は「まだ近鉄への未練が残っている」と話していた。

昨日の日記でも書いたけど、西武側は外野席はもちろん、内野自由もほぼ満員、内野指定も7,8割方入っているというすごいお客さんの数だった。でも、レフト側は・・・ガラガラだったのである。試合開始ごろには外野席はそこそこ入っていたものの、やはり寂しいものであった。
昨年は所沢準フランチャイズ説があるくらいの(笑・涙)マリーンズ戦が開幕だったので、そりゃあもうすごかった。ほぼ満員だったはず。ヘタすればマリーンズファンのほうが多いのでは?というくらい。
もちろんオリックス応援団はちゃんと来ていて、応援はオリックス近鉄の物を融合させたような感じだった。近鉄時代の旗も振られていて、かの有名なタオルで踊るチャンステーマも残っていたし。
いくら開幕とはいえ、実際問題、関西のファンがこちらまで、しかも所沢くんだりまで来るのは大変なことだし、関東近郊のファンにとっても所沢は決して行きやすい場所ではない。そんなこんなで、なかなかお客さんが来ないのは仕方ないことかもしれないけど、やっぱり、あまりにもごたごたがありすぎて、統合後のチームへも変わらぬ愛を持ち続けられた人は、旧両球団のお偉いさんが思っていたよりずっと少なかった、ということも原因のひとつではないのだろうか。
堀江さんじゃないけれど、お金で解決できることはたくさんある。でも、お金で解決できないことが、一番大変であり、大切なのだ。それが、ファンの「気持ち」っていうモノなのだ。
西武も身売り問題でいろいろもめそうな今オフ。ファンが球場に来てくれて、グッズを買ってくれて、大声張り上げて応援してくれてこそ、プロ野球は成り立っていると私は思っている。お偉いさんには、それを忘れないでほしい。