ミスター女子プロレス

秋山に最強セコンド「神取兄貴」誕生


 秋山準(35)が、神取忍(40=LLPW)のハートをつかんだ。27日のLLPW東京・後楽園ホール大会で初めて女子プロレスのリングに上がり、神取への熱い思いを告白。3月5日ノア日本武道館大会でセコンドについてもらうことを要請すると「兄貴」神取から快諾を得た。タッグで激突する天龍源一郎(55)組は北斗晶(37=健介オフィス)をセコンドにつける予定で、リング外でも波乱が起きそうだ。
 秋山は緊張していた。第1試合開始前、リングに上がって意中の人、神取と向き合うと、マイクを握って告白した。「3月5日、ぜひ僕のセコンドについてください!  付き合ってください! 」。頭を下げて右手を差し出すと、会場は大拍手。じっと目を見詰めて話を聞いた神取の返事は力強い握手。「しっかりと受けさせていただきます」と、プロポーズに応えた。この瞬間、ノアマットに波乱を巻き起こしそうな超大型カップルが誕生した。
 押しの一手で最強のセコンドをゲットした。初めて女子プロレス会場へ足を運ぶことで、いちずな思いを伝えた秋山は「神取さんにおとこ気を感じた。男でしょ?  アニキと呼びたい。気分よく会場に来ていただけるようにします」と話した。神取も「わざわざ来てくれてありがたい。おとこ気があるね。気持ちを見せてくれた人には気持ちで返すよ」。ともに「おとこ気」に感じ合い、すぐさま意気投合した。
 鬼嫁北斗を味方につけた天龍、鈴木の外敵軍団に対抗するため、北斗と因縁深い神取に「内助の功」を依頼した。93年まで全日本女子を背負った北斗とLLPWの神取は、団体を懸けて壮絶な戦いを続けてきたライバル。神取には00 年7月に天龍と一騎打ちして完敗した過去もある。「セコンドだけど、リングが目の前にあれば、レスラーだからね、黙っちゃいられないところはやらせてもらう」。怨敵(おんてき)を前に6人タッグ戦へ発展する可能性もある。
 ノアのリングで男女が同じ試合に登場すれば初めてとなる。三沢は「いいんじゃないの?  選手がそれぞれリングを盛り上げようとしてるんだから。女だろうが一生懸命やってくれればリングに上がっちゃっても抵抗はない」と、急展開にもゴーサインを出した。
 気を良くした秋山は、後楽園ホールから大急ぎで午後5時開始のノアつくば大会へ移動。三沢、鈴木組を破って弾みをつけた。難敵を前に、強力な後押しを得た秋山が早くも大暴れを予感させた。【横田敦史】

いやー、かっこいいっす。もちろん、神取が。

PHYSIQUE―神取忍写真集

PHYSIQUE―神取忍写真集

写真が出ないのが残念!この写真集もほしかったのよね、発売当時。
今でも実は欲しいけど。